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【真面目な人、やっていませんか?】べき思考、~しなきゃ思考から逃れて楽しく幸せに生きよう

こんにちは、アラサーOLのおん子です。

 

今日はタイトルの通り、べき思考について書いていきたいと思います。

 

こんな人に役立つ記事になれば幸いです。 

・真面目人間でサボるのが苦手
・責任感が強い
・他人の行動を許せない

 

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べき思考とは?

はじめに、『べき思考』とは何かを説明します。この思考は心理学の情報収集をする際によく見かけます。

 

『べき思考』は『~するべきだ』と考える思考のことです。使用例としては、『時間やルールを守るべきだ』、『人に迷惑をかけるような行動は避けるべきだ』『社会人として服装や身だしなみは守るべきだ』といった思考が挙げられます。

 

真面目で、規範意識が高い真面目な人ほどこの思考を持っている傾向がありますが、強く持ちすぎていると、理想の姿、あるべき姿と現実の行動にずれが生じたときにストレスを感じやすくなります。

 

次に、『べき思考』が生み出すストレスを2つ解説します。

 

『べき思考』が生み出すストレス 

①自己否定をするようになる

『べき思考』を持っている人の内部には、『こうあるべきだ』という理想の姿が存在します。

 その理想の姿は常識や道徳観などを背景に形成されており、基本的には理想通りの行動ができるように自己を制御して生活しているのですが、強い『べき思考』を持っている人は、理想通りの行動ができないとき自己を否定するようになります。

 

例えば仕事で作った資料にミスがあり、上司に訂正するように言われたとき、『べき思考』の人は『ミスしてしまった。きちんと確認してから見せるべきだった。どうして確認しなかったのだろう。仕事ができないと思われたのではないか。』などと考えてしまいます。

 

また、友人に迷惑をかけてしまったとき、『いつも親切にしてくれているのに、私は迷惑をかけてしまって非常識だ。嫌われたに違いない。』といった風に考えてしまいます。

 

理想の姿との乖離から自分を責めたり、自分を否定してしまったりするので、自分に自信がなくなっていきいき行動できなくなったり、精神的にストレスに感じてしまうことが多くなることがあります。 

②他人に怒りを感じるようになる

『べき思考』の人は、あるべき姿に向かって自分を制御しているので、他人にも自分の価値観や理想を押し付けてしまうことがあります。

 

例えば待ち合わせ時間に友人が連絡なく30分以上遅刻してきたとき、『べき思考』の人は『連絡もなく遅刻するなんてひどい。5分くらいならまだしも、30分も遅れるのに連絡してこないなんて非常識すぎる。』と考え、他人に怒りを覚えます。

 

生きていれば理不尽な目にあったり、一般的に非常識とされていることが許されていたりすることは多くあります。他人が自分と全く同じ価値観で行動してくれることのほうが少ないので、自分以外に『べき思考』を適用するようになると、その分怒りやストレスを多く感じ自分自身が不幸になってしまいます。  

べき思考になる原因

『べき思考』は思考のクセであり、価値観・人格と関連しています。

人格形成の過程で『〇〇しなくてはならない』と考える機会が多かった人ほど、『べき思考』を持ちやすい傾向があると私は考えています。

 

私自身の経験談ですが、子供の時から優等生気質なところがあり、学校や部活、テストなどで『テストで良い点を取らなければならない』『集合時間に遅れてはならない』『先生の言うことを聞かないといけない』と考え続けてきた結果、真面目人間になり『べき思考』を強く持つ大人になりました。自身の性格と教育、経験が複雑に影響しているのではないかと思っています。

 

自身が真面目であることは認識していましたが心理学を勉強して、自分が『べき思考』にとらわれストレスを感じるタイプであることを自覚しました。 

 

『べき思考』を手放すことで、前述した①②のストレスを手放すことができると考えています。

 

私は仕事で『もっと仕事を早くこなせるようになるべきだ』『資料は修正が少ないように作り込むべきだ』などという『べき思考』にとらわれていて、理想の姿に遠い自分を否定し、仕事をすること自体がとてもストレスになった時期がありました。

 

心理学の知識を身につけて私が実践して、再現性のあった『べき思考』を改善する方法を紹介します。 

『べき思考』から解放されるために 

①自分のありたい姿を考える

ここから先は、私と同じように『べき思考』に悩む人に向けて書きたいと思います。

 

自分の中にある理想の『あるべき姿』は、自分自身が考えるありたい姿と同じですか?真面目な『べき思考』の人の中にある理想像は、常識や世間一般的に良いとされている価値観から作られた、いわば、自分以外の誰かが決めた理想の姿である場合が多いのではないかと思います。

 

『あるべき姿』=自分が心から目指したいと考える姿なのであれば『こうするべきだ』という思考よりも、『こうなりたい』『こうしよう』と考えられるのではないかと思います。『べき』が表す義務や強制といったネガティブな感情から解放されることになり、ストレス低減につながります。

いったん常識云々は置いておいて、自分自身のありたい姿を考えてみるのはどうでしょうか? 

②『~しよう』『~したほうが良い』に変換する

法律や倫理に違反することでなければ、絶対的に間違っていることは世の中にそう多くありません。

 

対人関係や、仕事の悩みで『べき思考』になっていることに気づいたときは、なるべく『~しよう』『~したほうが良かったな』に変換することを心掛けてみてはどうでしょうか? 

③『べき思考』をやめる『べきだ』と思わない

これは私が自分の思考習慣を修正するときに特に気を付けていることのうちの一つです。

 

自身の思考のクセに気づくと、私のように自己肯定感が低かったり『べき思考』が強めな人は、すぐに『このような考え方はすぐ改善するべきだ、すぐに改めなきゃ!』と考えがちです。

 

思考のクセを急に変えるのは難しいですし、変わらないといけないのに変えられない、という状態に陥ってまた苦しむことになります。私はこの苦しみから解放されるのにとても時間がかかりました。

 

思考習慣を変えたいときは、『変わらなきゃ!』と思いすぎないことがコツです。ありのままの自分で良いことをまず知りましょう。ありのままの自分を受け入れられるために実践したことは、また別の記事でまとめたいと思います。