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【本当に痛くない?】計画無痛分娩レポ

お久しぶりです、おん子です!

私は2022年に娘を出産し現在は育児休職中を取得しています。育児の合間に出産や育児のことをまとめて記事にしたいと思いブログを書いています。

 

今回は私が経験した"計画無痛分娩"について体験談を書きたいと思います。

 

当時、出産前にYoutubeで計画無痛分娩で出産した方の体験レポート動画を見漁ったのですが、実際に体験してみて「もっとたくさん事前に情報収集しておけばよかった!」「聞いてたのと結構違うなぁ…」と思ったところがいくつかありました。

 

この記事は下記のような方の参考になればと思っています。

  • 無痛分娩に興味がある
  • 出産を控えており、無痛分娩か自然分娩か迷っている
  • 計画無痛分娩を体験した人の感想が聞きたい

 

本記事の内容は私個人の体験談ですので、その旨をご理解のうえ読んで頂ければ幸いです。

 

 

無痛分娩とは?

無痛分娩とは、陣痛の痛みを麻酔(硬膜外麻酔)によって軽減させる分娩方法のことを言います。無痛分娩といっても病院によって違いがあるそうで、大きく分けて下記の2つがあるそうです。

 

  1. 自然に陣痛が来るのを待ってから麻酔の措置を行い出産する方法
  2. 自然に陣痛が来る前に出産日を決め、麻酔の準備をしたうえで陣痛を誘発し出産する方法

 

産院ではお産は24時間対応ですが、麻酔の措置に関していうと24時間対応でない場合があります。

 

私は総合病院での出産で、麻酔は麻酔科の専門医の先生に措置してもらうことになっていました。そのため、麻酔科の医師の予定が確保できる時間帯・曜日で分娩を行う必要があり、②の計画無痛分娩で出産することになりました。

 

計画無痛分娩では、陣痛が始まる前にお産をする必要がありますので、私の場合は39週0日に出産予定で分娩の予約をしていました。

 

36週以降は妊婦検診が週に1回になるため、そこで子宮口の開き具合を見て少し開いているようなら入院日を早めるなどといった入院日の調整があることも多いようです。

 

入院から出産まで

私の出産した病院ではコロナ患者を受け入れておらず、また当時コロナ対応は最も厳しく面会、立ち合い、外来との接触禁止でしたので、病棟からは出られず売店にも行けませんでした。

 

・38週6日 14:00

39週0日でお産を行うため、38週6日に入院しました。

当時コロナ対応で抗原検査で陰性でないと入院不可でしたので、検査をしたのですが

この検査結果を待つ時間が1時間ほどあり、結構緊張しました。無事陰性となり、入院まで付き添いに来てくれていた夫とはここでお別れしました。

 

・16:00    NST&医師の診察

この時点でお腹の張りはなく、子宮口も全く開いていないため、バルーン挿入と子宮を収縮させる薬を服薬しました。挿入時、異物感があり個人的には結構痛かったです。

またこれにより子宮の収縮が始まったようで、下腹部が7~10分間隔で痛むようになりました。

 

・18:00    夕食

助産師さんに翌日は麻酔で絶食する必要があるため、21:00までにたくさん食べてねと言われました。

 

・20:00 消灯

助産師さんにお腹が痛いと相談し内診をしてもらったのですが、子宮口が開く気配はなく陣痛ではないのではないか、とのこと。

初産婦は出産まで時間がかかるので、明日か明後日に生まれたら結構早い方だよ!と言われて衝撃を受けました。

 

え?明日生まれるんじゃないの…?!しかもこの痛みのまま寝るのか、、と軽い絶望感を感じました。。笑

 

・39週0日 6:00 麻酔&促進剤準備

痛みでほぼ寝られず。

朝から麻酔の措置と促進剤投与が始まるので、分娩着に着替えました。

 

・8:00   硬膜外麻酔の準備

背中に麻酔を供給するための細い管のようなものを刺すのですが、これが硬膜外麻酔。私の場合は一度でうまく針が入らず、やり直しになり不安でしたが、幸いこの措置での痛みはほとんどありませんでした。

この日は絶食になるため、点滴もしました。

 

・8:30 陣痛促進剤開始

先生と助産師さんから、お腹の痛みが強くなってきたら教えてね、と言われました。

前日の薬とバルーンの措置で生じた下腹部が継続的に痛むのみで、特に変わらず。

NSTのお腹の張りを示す線とにらめっこ。

 

・11:30 促進剤の量が上限まで増える

相変わらず痛みやお腹の張りはなく、お昼過ぎまでやってみて状況が変わらなければ明日やり直しと言われました。

痛みの波は10段階中4~5くらいで、空いている時間には携帯を見る余裕がありました。

 

・14:30 促進剤投与中断

有効な陣痛が始まらないことから、仕切り直しになりました。

明日も明後日も陣痛が始まらなかったらどうしよう、と不安になりましたが、おしるしのような出血が見られたとのことで、少しだけ希望を持つことができました。

 

この日は木曜日だったのですが、麻酔の措置は土日にはできないそうで、明日生まれなければ麻酔なしでお産、もしくは1回退院などを検討することになるそうです。

 

計画無痛分娩の出産レポートはYoutubeでたくさん見たつもりだったのですが、私のように促進剤を打っても陣痛が始まらないことがある、ということは知らず、自分の調査不足をかなり後悔しました。笑

 

・18:00    夕食

 

・20:00    消灯

背中に硬膜外麻酔の管をつけたまま眠るのでかなり違和感がありましたが、前日の睡眠不足のせいでこの日はよく眠れました。

 

・39週1日 6:00  起床

・8:00    陣痛促進剤投与開始

 

・11:00  麻酔投与&分娩室に移動

痛みがじわじわ強くなり、NSTのピーク位置も少しずつ高くなってきたため、分娩室に移動し初めて麻酔を投与してもらいました。

この時点で子宮口は2~3cm程度開いていました。

 

ここで痛みがなくなると期待していたのですが、私の場合、体感で10段階中7くらいの痛みが5くらいに下がった程度で、あまり軽減されませんでした。

予習していた出産レポートと違う!!と思いました。

 

・14:00   破水

痛みが10段階中の7~8くらいに上がり、破水しました。

羊水はリトマス試験紙に反応し、汗や他の体液と区別できるんですよ、と教えてもらいました。

子宮口は4cmから進まず。

麻酔を増やしてもらいましたが、ここでも、痛みがあまり軽減されませんでした。

 

・16:00   いきみたい感覚に

痛みは増し痛む部位が下腹部から下に移動していて、よく言われる "いきみたい感覚"になっていました。有効な陣痛であろうということで、お産はこのまま中断せず継続に。

 

麻酔の量は決められた上限まで増やしてもらったのですが、ここでもあまり効果がありませんでした。

 

このあたりからは痛みに耐えるのに必死で、考える余裕がありませんでした。

 

・20:00  子宮口8~9cmほどに

ここまで痛みに耐えるのみでしたが内診でやっと子宮口がほぼ前回になったとのこと。

普通は全開になるまでいきみは我慢するのですが、私の場合なかなか開ききらないため、全開にするためにいきんで良いよと言われました。

 

・21:20 子宮口ほぼ全開に&吸引分娩

100回くらいいきんで、やっと子宮口が全開になりました。

赤ちゃんはここまで幸い元気だったのですが、お産が長引く可能性があるため吸引分娩を行うことを告げられました。

 

痛いし出したいのに出ない感覚が本当につらかったのですが、やっと生むことができるんだ!と少し気が楽になったのを覚えています。

 

会陰を切開し、吸引開始。

助産師さんにお腹を押されると同時に最後の力を振り絞り、無事出産しました!

 

・21:30 会陰縫合

会陰切開の傷とそれ以外にも裂傷した部位があったため、1時間くらい縫合作業をしていました。

また出産後2時間は分娩室で安静にしていました。

 

・23:30  病室へ

無事に出産を終え、病室に戻ることになったのですが、麻酔で足の力が入りにくくなることがあるそうでよろけてしまい、車いすで戻りました。

 

 

感想

無痛分娩の感想は、ずばり

無痛なのに痛かった!

です!麻酔の効きが悪かったのか、一瞬陣痛の痛みが和らいだだけであとは産むまで痛かったのです。。

 

私が痛みに弱かったのか、原因として考えられることはいろいろありますが、実際のところはわかりません。

 

また、陣痛促進剤でうまく陣痛が誘発できない場合があることも出産前までは知らなかったので、これを事前に知っていたら計画無痛分娩にはしなかったかもしれません。

 

何はともあれ、娘が無事に生まれてきてくれたので、特に後悔はしていませんが、この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

 

以上、出産レポートでした。お読みいただきありがとうございました!